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住宅の省エネルギー 設計・施工の実態

平成29年度版 省エネルギー技術講習会受講者112,550人の回答

わが国は温暖化問題や大震災を契機としたエネルギー制約に直面しており、エネルギー使用における低炭素型の社会をつくることが大きな課題となっています。
早急に取り組まねばならない住宅の省エネルギー化のために、国では新築住宅・建築物の段階的な省エネルギー基準への適合化を進めており、地域の大工・工務店も省エネルギーのための適正な技術習得が求められています。

そのような背景があるなか、住宅の省エネルギー設計・施工の現在の実態を把握するための調査を実施しました。
本資料は平成24~29年度の6ヶ年にわたり、全国各地で開催された省エネルギー技術講習会において回収した112,550票のアンケートの結果を概要としてまとめたものです。

多用されている断熱工法・断熱材料、地域毎の断熱工法・断熱材料の実態

難しいと感じている断熱施工

 

様々な断熱施工の中で難しいと感じているものは筋かい廻りの施工、気流止めの施工が多くなっています。適切に施工することが大切です。(※2)

適切な断熱施工は手間が増えるか?

断熱層・気密層・防湿層がきちんと連続し、気流止めが設置され、筋かい廻りにしっかり断熱材を充填しつつ防湿フィルムも適切に取り付けられる等の施工をする場合、普段の施工と比較して人工が増えるとした回答者は約4割、変わらないとした回答者は約3割でした。増えるという回答については平均して坪あたり1.4人工増という結果でした。(※2)

手がけている住宅の断熱性能

性能基準や仕様基準に基づき、住宅の断熱性能を決めている回答者が、目指す省エネ基準のレベルは、H28年基準を超えたレベルが3割弱、H28・H25・H11年基準相当が約3割、H4年基準以下が1%未満でした。目指す省エネ基準に対して、断熱性能の決め方が不明な回答者は2割弱でした。(※3)

省エネ施工の情報入手先

省エネ施工に関する情報の入手先は、建材・設備メーカー、講習会やマニュアルからが多くなっています(※1)

省エネ設計・施工に使用する図書

断熱仕様を記載する図面または現場での確認・チェックには矩形図、仕上表が多く使われています。(※4)

断熱性能の決め方

2割強の回答者が断熱性能を把握するために性能基準に従い外皮計算等を行っています。3割強の回答者が仕様基準に従い断熱性能を決定しています。(※3)

断熱住宅の普及・建設のキーパーソンは?

最適な断熱住宅の普及・建設には現場施工者の意識啓発が必要としたのは回答者の半数以上でしたが、省エネ設計・施工に関するどの分野にも意識啓発が必要です。(※1)

(※1)住宅省エネルギー技術講習会平成24~29年度施工技術者講習、同平成25~29年度設計者講習、同平成25年度施工技術リーダー研修・設計リーダー研修の受講者を対象とした省エネ設計・施工に関する実態調査結果より作成、集計対象112,550票。
(※2)住宅省エネルギー技術講習会平成24~29年度施工技術者講習、同平成25年度施工技術リーダー研修の受講者を対象とした省エネ設計・施工に関する実態調査結果より作成・集計対象66,399票。
(※3)住宅省エネルギー技術講習会平成29年度設計者講習の受講者を対象とした省エネ設計・施工に関する実態調査結果より作成。集計対象8,318票
(※4)住宅省エネルギー技術講習会平成25~29年度設計者講習、同平成25年度設計リーダー研修の受講者を対象とした省エネ設計・施工に関する実態調査結果より作成。集計対象46,151票。

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