タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第4章木造戸建住宅の評価方法/第1節外皮性能の評価/【2】簡易計算ルート(外皮面積を計算しない方法)の評価方法1.2.基準判定の手順標準計算ルート同様、熱的境界と断熱部位の断面構成を確認し、次の手順に従って外皮平均熱貫流率UAと冷房期の平均日射熱取得率ηAC、を計算します。ただし、簡易計算ルート【外皮面積を計算しない方法】では、はじめに断熱構造による住戸の種類を選択します。また、一次エネルギー消費量計算に使用する暖房期の平均日射熱取得率ηAHも、冷房期の平均日射熱取得率ηACと同時に求めます。1)断熱構造による住戸の種類を選択する1簡易計算ルート【外皮面積を計算しない方法】では、断熱構造による住戸の種類によって計算式が異なりますので、住戸の種類を「床断熱住戸」「基礎断熱住戸」「床断熱住戸と基礎断熱住戸の併用」の3つから選択します。2)外皮平均熱貫流率1各部位ごとに熱貫流率U[W/( m2 ・K)]を求めます。基礎(土間床等)については、線熱貫流率ψ[W/(m・K)]を求めます。2計算式に熱貫流率U、線熱貫流率ψの値を代入して、外皮平均熱貫流率UAを求めます。第4章第1節3適否判定を行います。3)冷房期・暖房期の平均日射熱取得率1壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率ηを求めます(床と基礎は対象外です)。窓についてのみ取得日射熱補正係数fC、fHを求めます。23計算式に熱貫流率η、取得日射熱補正係数fC、fHの値を代入して、冷房期の平均日射熱取得率ηAC、暖房期の平均日射熱取得率ηAHを求めます。適否判定を行います。暖房期の平均日射熱取得率ηAHは一次エネルギー消費量計算で使用します。111