タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編

ページ
164/368

住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 の164ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.基礎の線熱貫流率2.1.基礎の計算式外壁、屋根、天井及び床等の外皮の熱貫流率Uは、1m2当たりの値ですが、基礎の線熱貫流率ψは、周長1m(水平長さ)当たりの値を算出します。したがって、熱損失量を計算するときは、線熱貫流率ψに長さを乗じて求めます。(1)基礎の計算式のポイント1基礎の線熱貫流率ψの計算方法には、1詳細計算法、2簡略計算法の2つがあります。2詳細計算法は指数を用いた式(関数電卓が必要)ですが、簡略計算法は四則演算なので容易に計算できます。それぞれ基礎深さ(下図のH2寸法)が1m以内と1mを超える場合の計算式があります。3詳細計算法と簡略計算法のいずれの場合も、基礎高さ(基礎天端)がGL+400mm以下の部分に適用されます。GL+400mmを超える部分は、この計算式によらず、部位(基礎壁)の熱貫流率を計算します。4詳細計算法と簡略計算法のいずれの場合も、線熱貫流率ψが0.05[W/(m・K)]未満の場合は0.05とします。5無断熱の場合の線熱貫流率ψは、1.8[W/(m・K)]とします。6計算をしない場合の線熱貫流率ψも、1.8[W/(m・K)]とします。164