タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第1章はじめに4.4.照明設備照明機器やランプについても、できるだけ省エネルギー性能の優れたものを選択しましょう。例えば、電球形LEDランプは一般電球などと比べて、消費電力が約1/4から1/6と省エネになります。また、寿命は約40,000時間と非常に長寿命です。監修:「あかりの日」委員会図1.4.4 LEDの消費電力(これは一例です)第1章4.5.太陽光設備・太陽熱設備1)太陽光発電設備太陽光発電は、太陽の光エネルギーを直接電気に変換するものです。地球上に到達する太陽光のエネルギー量は1 m2当たり約1kWです。もしも地球全体に降り注ぐ太陽エネルギーを100%変換できるとした場合、世界の年間消費エネルギーを、わずか1時間でまかなうことができるほど巨大なエネルギーです。太陽光発電の最大のメリットは、エネルギー源が無尽蔵で、クリーンである点です。売電力買電力2)太陽熱利用給湯設備太陽熱利用給湯設備は、「ソーラーシステム」と「太陽熱温水器」に大きく分けられます。ソーラーシステムは集熱器とお湯を貯める部分がそれぞれ機器として完全に分離していますが、太陽熱温水器はこの集熱器とお湯を貯める部分が一体となっています。太陽光発電では太陽エネルギーの10%程度が利用できるのに対し、太陽熱利用は太陽エネルギーを40%以上利用することができます。図1.4.5太陽光発電ソーラーシステムは「強制循環式」、太陽熱温水器は「自然循環式」と呼ばれています。(社)ソーラーシステム振興協会の試算によると、標準的なソーラーシステム(集熱面積6m2蓄熱槽300L)で、年間13,060MJの熱を集めます。この熱量を無駄なく使い切れば、標準家庭が一年間に消費する給湯エネルギーの約95%を節約できます。図1.4.6太陽熱利用給湯設備023