タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第2章基準・制度等13.建築環境総合性能評価システム(CASBEE)第2章URL:http://www.ibec.or.jp/CASBEE/index.htm地域リーダー講習.xls結果■使用評価マニュアル:CASBEE戸建-新築(2010年版)■使用評価ソフト:CASBEE_DH-NC_2010v1.21-1建物概要1-2外観建物名称○○邸仕様等の確定状況建物の仕様確定竣工年月2012年7月竣工持ち込み家電等一部確定建設地○○県○○市外構の仕様仮用途地域第1種低層住居専用地域確定<備考>省エネルギー地域区分Ⅳ外観パース等確定敷地面積m2確定評価の実施日2012年○月○日建築面積m2作成者氏名確定延床面積m2確認日世帯人数確定確認者2-1すまいの環境効率(BEEランク&チャート)2-2ライフサイクルCO 2(温暖化影響チャート)2-3大項目の評価(レーダーチャート)S:★★★★★A:★★★★B + :★★★B - :★★C:★~0%:☆☆☆☆☆~50%:☆☆☆☆~75%:☆☆☆戸建標準計算このグラフは、LR3中の「地球温暖化への配慮」の内容を、一般的な住宅(参照値)と比べたライフサイクルCO2排出量の目安で示したものです2-4中項目の評価(バーチャート)Q環境品質Qのスコア=3.7Q1室内環境を快適・健康・安心にするQ2長く使い続けるQ3まちなみ・生態系を豊かにするQ1のスコア= 3.5Q2のスコア= 4.3Q3のスコア= 3.1LR環境負荷低減性LRのスコア=4.1LR1エネルギーと水を大切に使うLR2資源を大切に使いゴミを減らすLR3地球・地域・周辺環境に配慮するLR1のスコア= 3.7LR2のスコア= 4.7LR3のスコア= 3.654354321100503.268223.63.04.6 4.71.5 BEE=1.0S A B + 3.0B -0.5C0050100環境負荷L4.0 4.03.51参照値2建築物の取組み3上記+2以外の4上記+54325434.54.65.05.0 5.0~100%:☆☆100%超:☆建設修繕・更新・解体居住オンサイトオフサイト5435.04.03.0 3.01.611暑さ・寒さ健康と安全・安心明るさ静かさ長寿命に対する維持管理機能性まちなみ・景観生物環境の地域の地域の資源の活用3.5100%72%72%72%0 20 40 60(kg-CO 2/年・m 2)5432Q1室内環境を快適・健康・安心にするLR1エネルギーと水を大切に使うQ2長く使い続ける5LR24321資源を大切に使いゴミを減らす3.5 3.5Q3建築物の環境性能を評価するツールの一つにCASBEEがあります。「CASBEE」とは、Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency(建築環境総合性能評価システム)の頭文字で、省エネや省資源、リサイクル性能といった環境負荷削減はもちろんのこと、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上といった面も含めて建築物の環境性能を総合的に評価するシステムです。総合評価は「S(Excellent)」「A(Very good)」「B+(Good)」「B-(Fairly Poor)」「C(Poor)」の5段階に分かれています。CASBEEの評価があれば、どの程度の環境性能かを見極めることができる地球温暖化防止に着目したツールです。省エネで、快適な住まいであれば、高評価が得られます。まちなみ・生態系を豊かにするLR3地球・地域・周辺環境に配慮する22.5221建物の工夫で省エネ設備の性能で省エネ水の節約維持管理と運用の工夫1省資源、廃棄物抑制に役立つ材料の採用生産・施工段階における廃棄物削減リサイクルの促進3設計上の配慮事項総合その他建物の材料は全て再生可能な森林からの国産材であり、資源を大切にしている。住宅設備においても機器効率の高い冷暖房設備、高効率ヒートポンプ式給湯器、節湯型水栓、節水型トイレを採用し省エネに寄与した。1地球温暖化地域環境への配慮周辺環境へQ1室内環境を快適・健康・安心にするQ2長く使い続けるQ3まちなみ・生態系を豊かにするサッシのガラス全てに高遮熱断熱Low-E複層ガラスを採用、夏の日差しからくる熱気を遮り冬場の断熱効果を上げた。合板はもとより接着剤を含め全てF☆☆☆☆の材料を使用した。構造材及び羽柄材全てにFSC認証材を使用した。屋根材はコロニアル、外装材はサイディングとし、耐久年数の長いものを採用した。給排水の配管はヘッダーを使用、基礎貫通部分はさや管を設置する事によりメンテナンスを容易にした。屋根はブラウン、外壁サイディングはベージュ、バルコニーの手すりにはウッド調の格子を採用し、周辺の住宅に調和する外観とした。また、外構面積の20%以上を緑化する計画とした。LR1エネルギーと水を大切に使うLR2資源を大切に使いゴミを減らすLR3地球・地域・周辺環境に配慮する省エネルギー等級4を確保し、高効率ヒートポンプ式給湯器と断全ての構造材は再生可能な森林から採取し、プレカット工場に国産の持続可能な森林から採取した桧杉松等を構造材として熱浴槽の採用で更に省エネルギーに貢献。浴室・台所の各水栓て製図、裁断している。現場では再生骨材混合のセメントを使使用する事で、日本の林業を守りCO2削減に寄与する。雨水を節湯型、トイレを節水型とし水の節約にも配慮した。用、型枠にはメタルフォームを採用している。については雨水タンクを採用し、散水に利用出来る計画とした。また、ゴミ分別スペースを設置し生活ゴミの処理に配慮した。■CASBEE: Comprehensive Assessment System for BuiltEnvironment Efficiency(建築環境総合性能評価システム)図2.3.25 CASBEE出典:(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)1/1065