タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編

ページ
9/368

住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 の9ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第1章はじめに1.2.住まいのエネルギー消費(1)エネルギー消費の推移第1章我が国では、1973年のオイルショックをきっかけに省エネルギーが進められました。エネルギー消費の部門別の動向を見ると、1973年度から2017年度までの伸びは、企業・事業所他部門が1.0倍(産業部門0.9倍、業務他部門2.1倍)、家庭部門が2.0倍、運輸部門が1.7倍となっています。・運輸部門:自動車、鉄道、海運、航空など・家庭部門:自家用自動車等の運輸関係を除く家庭での消費・業務他部門:事務所ビルや商業施設、サービス業など・産業部門:製造業、農林水産業、鉱業、建設業など棒グラフ:最終エネルギー消費[10 18 J]折線グラフ:GDP[兆円]図1.1.4最終エネルギー消費と実質GDPの推移出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2019」家庭用エネルギー消費を用途別にみると、冷房用、暖房用、給湯用、厨房用、動力・照明他の5用途に分類されますが、「動力・照明他」「給湯」「暖冷房」が各3割程度、「厨房」が1割程度になっています。1973年度と比較して、2017年度で「動力・照明他」の割合が増加しているのは、家電機器の普及や大型化・多様化や生活様式の変化等による影響が大きいと考えられます。図1.1.5世帯当たりのエネルギー消費出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2019」009