タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第4章木造戸建住宅の評価方法/第1節外皮性能の評価/【1】標準計算ルートの評価方法3.平均日射熱取得率の計算3.1.基準値と計算式平均日射熱取得率には、冷房期と暖房期の2つがあります。外皮性能基準では「冷房期の平均日射熱取得率ηACの基準値」が定められています。基準値は下表の通りで、この基準値以下であることが求められます。1~4地域では、除外されています。表4.1.1.20冷房期の平均日射熱取得率の基準値冷房期の平均日射熱取得率ηACとは、屋根、外壁、窓等の外皮の各部位から入射する日射量を外皮全体で平均した値で、下式のように冷房期の日射熱取得量mCを外皮の部位の面積の合計ΣAで除し、×100して求めます。地域区分1 2 3 4 5 6 7 8冷房期の平均日射熱取得率ηAC[―]――――3.0 2.8 2.7 6.7※8地域の基準が改正されました。第4章第1節冷房期の平均日射熱取得率ηAC[―]=冷房期の日射熱取得量mC[W/(W/ m2)]×100外皮面積の合計ΣA[m2]外皮面積の合計ΣAと冷房期の日射熱取得量mCは、表4.1.1.21の式にて求めます。外皮面積の合計ΣAは、外皮平均熱貫流率UAで算出した数値と同じです。表4.1.1.21外皮面積の合計と冷房期の日射熱取得量の求め方開口部部位面積日射熱取得率取得日射熱補正係数日射熱取得量方位係数日射熱取得量[m2][―][―][―][W/(W/ m2)]屋根AηνCA×η×νC天井AηνCA×η×νC外壁AηνCA×η×νC床ドアAηνCA×η×νC窓AηfCνCA×η×fC×νCA基礎土間床A合計外皮面積の合計ΣAmC=冷房期の日射熱取得量Σ(A×η×νC)+窓(A×η×fC×νC)099