タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

3.3.計算方法前述「2.外皮平均熱貫流率の計算」と同じモデルプランを用いて、計算方法を解説します。▼Step1面積を計算する外皮の各部位の面積は、「2.外皮平均熱貫流率の計算」で求めた値と同じ値を使いますが、建物の日射量は方位により異なりますので、外壁の面積は方位別に集計します。また開口部については、大きさや庇等の有無もそれぞれ異なりますので、一窓ごとに計算します。平均日射熱取得率の算出では、外壁、基礎壁、屋根、天井、開口部などが対象部位となり、床は対象外です。?面積表は「第4章第1節【1】2.3計算方法」を参照してください。▼Step2各部位の日射熱取得率を求める日射熱取得率は、直射日光を透過しない外壁、基礎壁、屋根、天井、ドアと、窓では求める方法が異なります。外壁、基礎壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率は、熱貫流率Uに係数0.034を乗じて求めます。窓は、日射熱取得率に取得日射熱補正係数を乗じます。?外壁、基礎壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率は、「第4章第2節【5】外壁、基礎壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率」を参照してください。窓の日射熱取得率の求め方は、「第4章第2節【4】1.開口部の熱貫流率、窓の日射熱取得率」を参照してください。※表4.1.1.27の取得日射熱補正係数は、簡略法を用いて計算しています。※表4.1.1.27は抜粋です。表全体は、表4.1.1.28に掲載しています。表4.1.1.27開口部(窓)の面積、冷房期の日射熱取得量を計算するための計算式(抜粋)▼Step2サイズ面積日射熱取得率No.方位階部屋名A幅w高さh=w×hη1和室2.551.804.590.3021階LD1.652.103.470.633 LD 1.65 2.10 3.47 0.63南4寝室1.65 1.05 1.73 0.6352階子供室中1.651.953.220.636子供室東1.651.953.220.63・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17西2階クローゼット0.600.900.540.63合計→28.71100