タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第4章木造戸建住宅の評価方法/第1節外皮性能の評価/【4】仕様ルートの評価方法▼Step1各部位の断熱性能を確認する屋根、天井、外壁、床、基礎等の各部位の断熱性能を確認します。断熱性能は、「断熱材の熱抵抗R」と「一般部位の熱貫流率U」の基準がありますので、どちらかに適合していることを確認します。同一の建物で、「断熱材の熱抵抗R」と「一般部位の熱貫流率U」を混合して使用することはできません。どちらか一つの方法で確認をします。●方法1:断熱材の熱抵抗Rの基準に適合していることを確認します。●方法2:一般部位の熱貫流率Uの基準に適合していることを確認します。▼Step2開口部の断熱性能と日射遮蔽性能を確認する開口部は、「開口部の熱貫流率U」の断熱性能と「ガラス、付属部材、庇、軒等」の日射遮蔽性能の両方に適合していることを確認します。基準は開口部比率に応じて定められています。開口部比率とは、「窓+ドアの面積合計」を「外皮等面積の合計」で除した値で、4つの区分(い)、(ろ)、(は)、(に)ごとに基準が定められています。開口部比率が大きい場合は開口部の性能を高くする必要があります。開口部が一定の性能を確保すれば、開口部比率を求めなくても(=外皮面積の計算不要)基準の適否判定を行うことができます。第4章第1節●方法1【外皮面積の計算が不要】:開口部の熱貫流率Uと日射遮蔽性能の基準に適合していることを確認します。開口部比率は不問ですので、外皮面積の計算をする場合に比べ高い開口部の断熱性能が要求されます。●方法2【外皮面積の計算が必要】:外皮面積を計算し開口部比率を求め、その開口部比率に応じた開口部の熱貫流率Uと日射遮蔽性能の基準に適合していることを確認します。▼Step3設備の仕様を確認する暖房、冷房、換気、照明、給湯の各設備機器の仕様や効率が基準に適合していることを確認します。?設備の仕様については、「第4章第3節【2】仕様ルート」で解説をします。121