タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

1.部位の熱貫流率1.1.計算式から求める(1)熱貫流率の計算式各部位の断熱部(熱橋部を除いた部位)の熱貫流率Uは、下式のように求めます。外壁や屋根などは、複数の材料や空気層で構成されていますので、まず構成する各層の熱抵抗Rを求めます。そしてそれらを合計した熱貫流抵抗Rtの逆数が部位の熱貫流率Uとなります。このとき、室内と室外の表面に接する空気もそれぞれ空気層としての抵抗値(Ri、Ro)を持ちます。また壁体内などに空気層がある場合も、一つの層(Ra)として計算します。熱抵抗Rは、式1各層の熱抵抗R[m2 ・K/W]=材料の厚さd[m]材料の熱伝導率λ[W/(m・K)]ですので、熱貫流率Uは、下式より求めます。式2熱貫流率U[W/( m2 ・K)]==1熱貫流抵抗Rt[m2 ・K/W]1Rd1d2d30+++λ1λ2λ3+・・・+Ra+RiR:各層の熱抵抗[m2 ・K/W]??????????d:材料の厚さ[m]λ:材料の熱伝導率[W/(m・K)]U:熱貫流率[W/( m2 ・K)]Rt:部位の熱貫流抵抗[m2 ・K/W]???????????????????????????????????????????????????????????????????????????Ro:外気側の表面熱抵抗[m2 ・K/W]Ri:室内側の表面熱抵抗[m2 ・K/W]?????????Ra:空気層の熱抵抗[m2 ・K/W]【注意】矢印は、熱抵抗の方向ではなく、暖房時における熱流の方向を示しています。図4.2.2.1熱貫流率140