タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第1章はじめに3.2.断熱と気密(1)躯体の断熱第1章断熱化の基本は、住宅の外気に接している部分(床、外壁、天井・屋根等)を、断熱材で隙間なくすっぽりと包み込み、断熱層を連続させることです。隙間があると、熱が室内から室外へ逃げたり、その逆に、室外からの熱が室内に侵入することになります。また、断熱性能に問題があると、結露の原因にもなり建物の耐久性を低下させる場合もあります。断熱層図1.3.3断熱層(2)開口部の断熱住宅の断熱化では、窓などの開口部の断熱性能を高めることが大変有効です。冬の暖房時に室外に逃げる熱のうち、48%の熱が開口部から逃げています。これは、外壁の19%と比べると、開口部の面積が外壁の面積より少ないにも関わらず、熱の損失量は外壁の2.5倍ということになります。図1.3.4冬の暖房時に外に熱が逃げる割合の例(H4省エネ基準レベルの家全体での計算例)015