タイトル：住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版（令和3年3月）

概要

電子ブック：住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版（令和3年3月） 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第４章木造戸建住宅の評価方法／第２節面積、熱貫流率、熱抵抗等の求め方／【３】断熱材の熱抵抗１．２．計算して求める製品情報に熱抵抗Ｒの表示がない場合（使用する断熱材にJISに基づく熱抵抗Ｒが表示されている場合は、その数値を使います）、断熱材の厚さと熱伝導率λから、熱抵抗Ｒ［m2 ･Ｋ/Ｗ］を下式により求めることができます。熱抵抗Ｒ［m2 ･K/W］＝材料の厚さd［ｍ］材料の熱伝導率λ［W/（ｍ･K）］【計算例】地域区分３で、下記の断熱材を軸組構法・充填断熱工法の外壁に65ｍｍ使用します。この場合の熱抵抗Ｒは、仕様基準に適合しているだろうか？●答図4.2.3.3製品カタログより・断熱材の厚さは、65ｍｍ第４章第２節・断熱材の熱伝導率λは、0.028［W/（ｍ･K）］・計算式は、熱抵抗Ｒ［m2 ･K/W］＝0.065［ｍ］＝2.321＝2.3［m2 ･K/W］0.028［W/（ｍ･K）］小数点第２位以下を切下げし、小数点第１位とします。【結論】基準は表4.2.3.1より、2.2［m2 ･K/W］以上ですので、この仕様は仕様基準に適合しています。表4.2.3.1断熱材の熱抵抗の基準＜木造軸組構法（充填断熱工法）＞[ m2 ･K/W ]地域区分部位１２３４５６７８屋根6.6 4.6屋根または天井天井5.7 4.0壁3.3 2.2―165