タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

ページ
17/362

住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) の17ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第1章はじめに3.3.開口部の日射取得と日射遮蔽断熱化や気密化されている住宅では、開口部から入ってくる日射熱は冬の場合はとても有効ですが、夏は室内に熱が侵入すると、それを室外に排出することが難しくなります。第1章冬は、なるべく日射による熱を室内に入れることにより、暖房に必要なエネルギーを削減し、逆に夏は、日射を遮蔽し、室温の上昇を抑えることで、冷房に必要なエネルギーを削減します。このように季節によって相反する要求を考慮し、バランスよく日射をコントロールします。具体的な方法として、植栽、軒の出や庇、ブラインド、障子等があります。夏と冬では、その対策が異なります。落葉樹:冬は葉が落ち、日が入りやすく、夏は葉が日射を防ぐ。深い軒の出:太陽高度の高い夏の日射を防ぐ。ブラインド:窓の外側に取り付ける方が、内側に取り付けるよりも、3倍近く日射遮蔽効果がある。図1.3.6冬期と夏期の日差し平成28年省エネルギー基準においては、植栽や、日射遮蔽部材として設置の有無が確認しにくく着脱が容易なレースカーテン、内付けブラインド、すだれ等は評価対象となりません。017