タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

1.開口部の熱貫流率、窓の日射熱取得率外皮性能計算に用いる開口部の熱貫流率Uおよび窓の日射熱取得率ηは、以下のJIS、ISOのいずれかによる値、または表4.2.4.1の方法から求めることができます。●開口部の熱貫流率U1 JIS A4710(建具の断熱性試験方法)2 JIS A1492(出窓及び天窓の断熱性試験方法)3 JIS A 2102-1(窓及びドアの熱性能一熱貫流率の計算第1部:一般)及びJIS A 2102-2(窓及びドアの熱性能一熱貫流率の計算一第2部:フレームの数値計算方法)に規定される断熱性能計算方法4 ISO 10077-1 (Thermal performance of windows, doors and shutters一Calculation of thermaltransmittance一Part 1: Simplified method)に規定される断熱性能計算方法5 ISO 10077-2 (Thermal performance of windows, doors and shutters - Calculation ofthermaltransmittance - Part 2: Numerical method for frames)6 ISO 15099 (Thermal performance of windows, doors and shading devices - Detailedcalculations)に規定される断熱性能計算方法●窓の日射熱取得率η1 JIS R3106[板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法]により求めたガラスの日射熱取得率にガラス面積比を乗じた値2 JIS A2103[窓及びドアの熱性能―日射熱取得率の計算]により求めた日射熱取得率3 JIS A1493[窓及びドアの熱性能―日射熱取得率の測定]により求めた日射熱取得率表4.2.4.1開口部の熱貫流率と日射熱取得率を求める方法方法方法1.表から求める方法2.簡易計算法により求める方法3.ポータルサイトから求める方法4.メーカーのカタログ等から求める窓の日射熱取得率は、枠とガラスと付属部材の仕様により決まります。平成25年省エネ基準では、ガラスと付属部材によって日射熱取得率が決まっていましたが、平成28年省エネ基準では、枠の影響も考慮することになりました。したがって、平成28年省エネ基準では、ガラスメーカーカタログ等に掲載されているガラスの日射熱取得率はそのまま使えず、簡易計算法により窓の日射熱取得率に換算する必要があります。また、付属部材は、障子と外付けブラインドに限られ、レースカーテンや内付けブラインドの効果は省エネ基準では反映されません。178