タイトル：住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版（令和3年3月）

概要

電子ブック：住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版（令和3年3月） 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

１．外壁、基礎壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率直射日光を透過しない外壁、基礎壁、屋根、天井等の日射熱取得率は、熱貫流率Ｕに係数0.034を乗じて求めます。床は対象外です。また、玄関ドア等の大部分がガラスで構成されていない開口部も外壁等と同様に、熱貫流率Ｕに係数0.034を乗じて求めます。外壁、基礎壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率η［―］＝熱貫流率Ｕ×0.034Ｕ：各部位の熱貫流率［W/( m2 ･K）］外壁や、玄関ドア等の大部分がガラスで構成されていない開口部において、軒の出等の建築的工夫の日射遮蔽効果を評価するために、「日除けの効果係数γ（ガンマ）」が設けられました。暖房期の日除けの効果係数γHと冷房期の日除けの効果係数γCがあり、上式に乗じて日射熱取得率ηを計算します。外壁、基礎壁、ドアの日射熱取得率η［―］＝熱貫流率Ｕ×0.034×日除けの効果係数γ日除けの効果係数は、1.0とするか、専用のプログラムを用いて求めた値とします。「第４章第２節【４】2.3日除け効果係数と斜入射特性を用いる方法」を参照してください。本テキストの計算では、暖房期および冷房期の日除け効果係数を1.0とし、記載を省略しています。198