タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

●断熱性能の異なる住宅での温度比較写真1.3.1は、外皮の断熱性能が異なる3つの部屋(ショールーム)を撮影したサーモグラフ画像です。青くなるほど温度が低く、赤くなるほど温度が高いことを示しています。断熱性能によって、窓、壁、天井、床の温度が違うのがわかります。1昭和55年省エネルギー基準レベルUA値:1.43W/ m2 K、C値:11.2c m2 / m2床と窓が全面青く、冷え切っています。暖房しているので、エアコンが赤くなっていますが、天井や壁の上部だけが黄色く、壁の下部や床は青くなっていて、上下の温度差が著しいことがわかります。2平成28年省エネルギー基準レベルUA値:0.85W/ m2 K、C値:4.5c m2 / m21より上下の温度差は小さくなっていますが、壁と床の取合い部が青く、隙間から冷気が入ってきて冷やされています。3HEAT20G2レベルUA値:0.45W/ m2 K、C値:0.7c m2 / m2全体的に黄色く、暖かい部屋になっているのがわかります。上下温度差もなく、温度むらのない均一な温度環境です。ただし、窓の下は、少し青くなっています。写真1.3.1断熱性能の異なる住宅でのサーモグラフ画像020