タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

4.2.給湯設備給湯に使うエネルギーは、家庭で使用するエネルギーの約30%と大きな割合を占めています。エネルギー消費の少ない高効率給湯器やコージェネレーションシステムを使うことが有効です。1)高効率給湯器・潜熱回収型給湯器:エコジョーズ(ガス燃焼式):エコフィール(石油燃焼式)・CO2冷媒ヒートポンプ給湯器:エコキュート(電気)2)コージェネレーションシステム・ガスエンジンコージェネレーション:エコウィル・燃料電池コージェネレーション:エネファームエコジョーズ、エコフィール:従来、利用されていなかった排気ガスを回収し再利用することにより、従来の燃焼式給湯器より約15%の省エネルギーを達成。エコキュート:エアコンや冷蔵庫に使われているヒートポンプの原理を活用し、投入した電気エネルギーの約3倍以上の熱エネルギーを利用可能。コージェネレーション:「Co(共同の、二つの)」と「Generation(電気・熱などを発生させること)」からつくられた造語。発電により得られた電気と、発電時に発生した熱を、照明・家電や暖房・給湯などに利用する。一つのエネルギー源から、電気と熱を取り出すことができ、省エネルギーである。4.3.換気設備断熱性と気密性の向上した住宅では、シックハウスや結露対策という面からも、計画換気が大切です。適切な換気方式を採用し、換気設備も省エネルギーのものを選択しましょう。また、DCモーターは高効率のモーターなので消費電力が少なく、熱交換換気型の換気方式は室内の暖冷房負荷を低減するため、これらを採用した機器は省エネルギーに有効です。図1.4.3計画的な換気による空気の流れ022