タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2)ガス給湯機、石油給湯機の効率ガス給湯機と石油給湯機には、従来型と潜熱回収型があります。従来型の熱交換器は1つですが、潜熱回収型には2つついているため、今までムダになっていた潜熱を回収することができます。ガス給湯機または石油給湯機を設置する場合は、エネルギー消費効率(石油給湯機の場合は熱効率)またはモード熱効率のいずれかを選択して効率の入力をします。効率が分からない場合、または特に省エネルギーを評価しない場合は、「入力しない(規定値を用いる)」を選択します。種類の同じ給湯熱源機が複数設置されている場合は、最も効率の低い機器の仕様を入力します。3)電気ヒートポンプ給湯機の効率電気ヒートポンプ給湯機はCO 2冷媒の機種のみが対象です。電気ヒートポンプ給湯機を設置する場合、JIS効率を入力することにより省エネルギー効果が評価されます。小数点以下1桁まで入力します。ここで入力するJIS効率は、JIS C 9220:2011またはJIS C 9220:2018(家庭用ヒートポンプ給湯機)に基づく年間給湯保温効率(JIS)または年間給湯効率(JIS)の値です。ただし、設置する設備機器がふろ熱回収機能を有する場合は、年間給湯効率(JIS)のうち、ふろ熱回収なしの値を入力します。設置する設備機器に日本冷凍空調工業会標準規格JRA4050(家庭用ヒートポンプ給湯機)に基づく年間給湯効率(APF)が表示されている場合は、下記により換算をした値を入力します。●「給湯単機能」または「ふろ給湯機(追焚きなし)」の場合・JIS効率=年間給湯効率(APF)-0.5●「ふろ給湯機(追焚きあり)」の場合・JIS効率=年間給湯効率(APF)-0.7なお、寒冷地仕様の機器を用いる場合であっても、「寒冷地年間給湯保温効率」ではなく「年間給湯効率」又は「年間給湯保温効率」を入力します。種類の同じ給湯熱源機が複数設置されている場合は、最も効率の低い機器の仕様を入力します。太陽熱利用給湯設備と電気ヒートポンプ給湯機を併用する場合は、太陽熱利用給湯設備を選択した上で、給湯熱源機の種類として「その他の給湯設備機器」を選択し、「その他の給湯設備機器の名称」には、「太陽熱利用電気ヒートポンプ給湯機」等の名称を文字入力します。「M1スタンダードに基づくJIS相当効率を入力する」は、機種が限定されています。「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)2.1算定方法第7章第1節給湯設備補足資料:H28基準における電気ヒートポンプ給湯機(CO 2冷媒)のM1スタンダードに基づくJIS相当効率について」を参照してください。2484)電気ヒートポンプ・ガス併用型給湯機「電気ヒートポンプ・ガス併用型給湯機」の品番を入力しない場合は、1フロン系冷媒で貯湯槽が95L未満のもの(小)2フロン系冷媒で貯湯槽が95L以上のもの(大)3プロパン冷媒のものに分類し、評価します。