タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

(1)空気集熱式太陽熱利用設備空気集熱式太陽熱利用設備とは、以下の条件の全て満たす設備です。1 JIS A 4112またはSS-TS010に適合する空気集熱式集熱器(以下、集熱器と記す)で構成される集熱器群を有する。2集熱部において太陽熱で温められた外気を、直接、または、蓄熱部とする床下を介して居室に給気する。3集熱部において太陽熱で温められた外気を床下に給気する場合、床下を構成する部材の劣化対策として、防腐・防蟻処理等を施す際には、人体に影響のある薬剤は使用せず、揮発性の低い薬剤等を選定するなどの配慮を行う。4床下を経由して外気を導入する換気方式との併用は認めない。また、給湯部を有する場合、液体集熱式太陽熱利用設備との併用は認めない。(2)空気集熱式太陽熱利用設備の種類本算定方法が適用可能である空気集熱式太陽熱利用設備は、給湯部、自立運転用太陽光発電装置の採否により、表4.3.1.27の種類に区分されます。表4.3.1.27空気集熱式太陽熱利用設備の種類付加機能・設備の採否(○:採用、×:否採用)番号自立運転用太陽光発電装置給湯部空気搬送ファン循環ポンプ1○○○2○×○3○○×4○××5×〇〇6××〇7×〇×8×××(3)空気搬送ファンの種別空気を搬送するためのファンがAC(交流)ファンかDC(直流)ファンのどちらであるかを確認して選択します。空気搬送ファンの比消費電力は、ファンの種別に応じて表4.3.1.28の値を用いて計算されます。表4.3.1.28空気搬送ファンファンの種別ファンの比消費電力[W/(m 3 /h)]ACファン0.4DCファン0.2266