タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第2章基準・制度等(2)一次エネルギー消費量基準1)判定一次エネルギー消費量計算の対象となるのは、暖房、冷房、換気、照明、給湯による設備のエネルギー消費量と、家電等エネルギー消費量、および太陽光発電などのエネルギー利用効率化設備による一次エネルギー消費量の削減量です。第2章???????????共通条件(地域区分、床面積等)???????????省エネ手法を加味基準仕????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????設計様??????????????????????????????????????????????????????????????????????????仕様図2.2.4一次エネルギー消費量の判定フロー図2.2.4のように、評価対象となる住宅において、1共通条件の下2設計仕様(省エネ手法を加味)で算定した値(設計一次エネルギー消費量)を3基準仕様で算定した値(基準一次エネルギー消費量)以下にする必要があります。この場合、家電等に係る一次エネルギー消費量は、設計一次エネルギー消費量と基準一次エネルギー消費量の両方に同じ値が加算されます。エネルギーは、生産されてから実際に私たちエネルギー消費者に使用されるまでの間に、様々な段階、経路を経ています。大まかにみると、原油、石炭、天然ガス等の各種エネルギーが供給され、電気や石油製品等に形をかえる発電・転換部門(発電所、石油精製工場等)を経て、私たちに最終的に消費されるという流れになります。2017年度は、日本の一次エネルギー国内供給を100とすれば、最終エネルギー消費は67程度でした。建築物の省エネルギー基準で規定されるエネルギー消費量は、日本全体の低炭素化、地球全体の温暖化防止効果に直接的にする「一次エネルギー」で規定していますが、私たちが住宅・建築物の計画設計、住まい方・使い方の工夫で実現する省エネルギーは、「二次エネルギー」の削減であり、それが「一次エネルギー」に貢献するということになります。※詳しくは資源エネルギー庁発行のエネルギー白書https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2020html/2-1-1.htmlなどを参照してください。037