タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.3.省エネルギー基準の変遷1980(昭和55)年に「昭和55年省エネルギー基準」が定められて以降、省エネルギー基準は改正を重ねてきています。平成25年基準以降は、評価に用いる基準に外皮性能基準の他に一次エネルギー消費量基準が加えられました。図2.2.6のグラフは、昭和55年省エネルギー基準(等級2)から平成11年省エネルギー基準(等級4)までの断熱水準の推移を示しています。住宅全体の断熱性能を示す外皮平均熱貫流率(UA値)は、新しい基準に改正されるごとに強化されています。等級2、3、4とは、住宅性能表示制度の表示項目の1つである「5.温熱環境・エネルギー消費量に関すること」の「断熱等性能等級」のことです。表2.2.43省エネルギー基準の変遷法律省エネ基準昭和55年省エネルギー基準(旧省エネルギー基準)平成4年省エネルギー基準エネルギーの使用の(新省エネルギー基準)合理化等に関する法律平成11年省エネルギー基準(省エネ法)(次世代省エネルギー基準)平成25年省エネルギー基準住宅性能表示制度における断熱等性能等級≒等級2≒等級3≒等級4評価に用いる基準外皮性能基準建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)平成28年省エネルギー基準【改正】平成28年省エネルギー基準≒等級4(一部見直しあり)外皮性能基準+一次エネルギー消費量外皮平均熱貫流率UA[W/(m 2・K)]2.521.510.502.351.671.471.811.211.541.250.721.040.540.750.870.870.460.561・2345・67地域区分等級4等級3等級2図2.2.6断熱水準の推移040