タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

3.住宅性能表示制度(1)品確法平成12(2000)年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」という法律ができました。この法律は、住宅の品質を確保し欠陥住宅をなくすことで、消費者が品質のよい住宅を取得できるようにつくられた法律です。以下の3つの柱から構成されています。1)住宅性能表示制度さまざまな住宅性能について、そのレベルを統一したルールで表示する制度2)瑕疵担保責任の10年間の義務付け建物の構造体や防水に対する10年間の保証を、建築会社や売り主に義務付け3)住宅に関する紛争処理体制の整備住宅性能表示制度を受けた住宅の紛争は、紛争処理機関が対応(2)住宅性能表示制度品確法によりできた「住宅性能表示制度」は、良質な住宅を安心して取得できるように、統一した表示ルールで性能を等級分けし、住宅の性能比較が容易にできるようにした制度です。建築主が任意に利用でき、第三者機関による客観的な評価が得られます。評価される性能は、表2.3.7の10項目です。平成27(2015)年度から、新築住宅において住宅性能評価書を取得する際は、このうちの4項目が必須項目、他は選択項目となり、必須項目が長期優良住宅の基準項目とほぼ同じ内容となるため、長期優良住宅の認定取得に際しても、住宅性能評価書が利用しやすくなりました。・一次エネルギー消費量図2.3.6住宅性能表示制度出典:国土交通省ホームページ048