タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.2.用語の解説1熱伝導率:λ(ラムダ)単位:W/(m・K)12・・の数字は、表3.2.1の番号です。材料の熱の伝わりやすさをあらわします。ひとつの材料において、厚さが1mで、両側の温度差を1℃(=1K(ケルビン))としたときに、材料面積1 m2の部分を通過する熱量をW(ワット)であらわします。厚さが1m当りなので、同じ条件で材料の断熱性能を比較できます。値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱性能が高くなります。図3.2.1熱伝導率のモデル図表3.2.2熱伝導率の例材料名熱伝導率λ[W/(m・K)]アルミニウム210鋼55コンクリート1.6せっこうボード(GB-R)0.221天然木材0.12主な断熱材0.018~0.052出典:(国研)建築研究所「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」2熱抵抗:R(アール)単位:m2 ・K/W材料の熱の伝わりにくさをあらわします。ひとつの材料において、厚さに応じて、両側の温度差を1℃(=1K(ケルビン))としたときに、材料面積1m2の部分を通過する熱量をW(ワット)であらわし(これを「熱コンダクタンス」といいます)、この逆数が熱抵抗です。値が大きいほど、熱が伝わりにくく、断熱性能が高くなります。※この図は熱コンダクタンスを表しています。図3.2.2熱抵抗のモデル図熱抵抗Rは、この逆数です。熱抵抗R[m2 ・K/W]=材料の厚さd[m]材料の熱伝導率λ[W/(m・K)]078