タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 基準・評価方法編 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

3.平均日射熱取得率の計算3.1.基準値と計算式平均日射熱取得率には、冷房期と暖房期の2つがあります。外皮性能基準では「冷房期の平均日射熱取得率ηACの基準値」が定められています。基準値は表4.1.1.24の通りで、この基準値以下であることが求められます。1~4地域では、除外されています。表4.1.1.24冷房期の平均日射熱取得率の基準値地域区分12345678冷房期の平均日射熱取得率ηAC[―]――――3.02.82.76.7※8地域の基準が改正されました。冷房期の平均日射熱取得率ηACとは、屋根、外壁、基礎壁、窓等の外皮の各部位から入射する日射量を外皮全体で平均した値で、下式のように冷房期の日射熱取得量mCを外皮の部位の面積の合計ΣAで除し、×100をして求めます。冷房期の平均日射熱取得率ηAC[―]=冷房期の日射熱取得量mC[W/(W/ m2)]×100外皮面積の合計ΣA[m2]外皮面積の合計ΣAと冷房期の日射熱取得量mCは、表4.1.1.25の式にて求めます。外皮面積の合計ΣAは、外皮平均熱貫流率UAで算出した数値と同じです。表4.1.1.25外皮面積の合計と冷房期の日射熱取得量の求め方面積日射熱取得量部位取得日射熱方位日射熱取得率補正係数係数日射熱取得量[m2][―][―][―][W/(W/ m2)]屋根AηνCA×η×νC天井AηνCA×η×νC※外壁方位別AηνCA×η×νC※基礎壁方位別AηνCA×η×νC開口部床A基礎土間床A外皮面積の合計冷房期の日射熱取得量合計ΣA※方位別:全ての方位について計算をします。mC=Σ(A×η×νC)+窓(A×η×fC×νC)098