タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

(4)日射図1.2.6は那覇と東京の、夏至と冬至に於ける水平面と垂直面(方位別)の日射量を表したものです。日射量は、季節と方位によって異なります。夏至においては、那覇、東京ともに水平面の日射量の多くが大きな山を描いていますが、東西からの日射もあることがわかります。しかし、南面における日射量は、緯度の低い那覇ではごくわずかしかありません。冬至においては、那覇、東京とも、夏至に比べ南面(南西、南東含む)の日射量が格段に多くなっています。水平面と東西面においては那覇の方が東京より多くなっています。図1.2.6各季節晴天日の日射量出典:「建築設計資料集成1」、日本建築学会編、1978年従って、沖縄での建物に当たる日射量は、図1.2.7のように、夏は屋根面への日射が特に強く、東西面からも入りますが、南面からはほとんど入りません。冬は屋根面と南西からの日射量が多くなります。010図1.2.7沖縄における夏と冬の日射量出典:「風土に根ざした家づくり手引書」(沖縄県土木建築部住宅課、2015、作図:沖縄県建築士会調査研究委員会)