タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

(5)太陽紫外線紫外線は、大気層を通過して地上に届く間に空気の分子や雲などに、反射、吸収、散乱されて減衰します。したがって、太陽光が斜めから入り、光路が長い場合は紫外線量は少なく、真上から太陽光が入り、光路が短い場合は、紫外線が多くなります。沖縄の夏期は、太陽の南中高度が高いので、より多くの紫外線をうけます。外壁や屋根などに使われる樹脂素材や塗料は、紫外線に弱く劣化が進行しやすいので、選択の際に配慮が必要です。大気光路長が短い太陽紫外線量が多い大気光路長が長い太陽紫外線量が少ない成層圏オゾン地上図1.2.11太陽南中高度と紫外線また、図1.2.12は、「UVインデックス8以上の出現率(%)」を表したものです。UVインデックスとは、紫外線の強さを表わす指標で、8以上の場合は、日中の外出を控えるなど特に配慮が必要とされています。これをみても、那覇はとても紫外線が強いことがわかります。表1.2.2 UVインデックスに応じた紫外線対策(環境省「紫外線環境保護マニュアル」による)1~2弱い安心して戸外で過ごせます3~5中程度日中は出来るだけ日陰を利用しよう6~7強い出来るだけ長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しよう8~10非常に強い日中の外出は出来るだけ控えよう11+極端に強い必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しよう理科年表より作成。那覇、札幌は1991年から2009年まで、つくばは1990年から2009年までの毎時観測データ。図1.2.12光路による太陽紫外線量の違い012