タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第2章沖縄の住宅づくり(2)沖縄の気候風土に適した住宅づくりの探求1970年代以降の新築住宅の大多数はRC造となり、建築士が設計する戸建RC造住宅が沖縄の住宅づくりの一般的な形として定着しました。RC造は台風には強いが、コンクリートの熱容量の高さのために昼間の日射による蓄熱、気温と湿に、世界的視野のもとでの蒸暑地域の位置付けのもとで取り組まれたものでもある。度が変化した場合の結露といった沖縄の環境のもとでの課題があります。沖縄の気象条件に適したR「自立循環型住宅への設計ガイドライン」は、遮熱の概念を明確に位置づけ、沖縄でC造住宅のあり方取がり継組続まれてきたして探求気されてきました。候風土対応技術の意義を論理的に理解しやすくする重要な役割を1980年代以降果、たした。沖縄県は「沖縄型住宅」の開発研究など、沖縄の気候風土に適した住まいづくり32010年前後以降、理論的な蓄積に立って実際の住宅をモデル的に建設する、あるのあり方に関わる取り組みを進め、近年の「風土に根差したまいづくり手引き書」に至っています。いは建設した住宅に関わる継続的な調査を行っている。環境省の環境共生型住宅のモ2000年代以降デルは、「整備自(エコハウス)立循環型住宅事への業や設沖計縄県ガイドライン(のスマートエネルギーアイランド蒸暑地版)」の提基示盤構や築環事境業省、国土交通省によるモデル(住亜宅熱の帯事型省業エネも行住われました。宅の実証)においては、県内の建築設計者の実践によりモデル的な住宅(以下の章では「環境共生住宅等」とする)が実際に建築され、その環境性これらの取り組みで、住宅周囲の環境の作り方、通風のあり方、庇や花ブロックなどによる日射能を実証する取り組みが行われた。熱の遮蔽などが幅広く検討されてきました。2010年頃以降には、遮熱(建物が外部の熱を取り入れる以下の章では、これらの取り組みの蓄積と「省エネ基準」の関係を検討し、「省エ前に遮ること)と断熱(建物が受けとめた熱が内部に伝わることを遅らせること)を区別する考え方ネ基準」の有効な運用を行うための課題を整理していく。の理解が広がりました。第2章表2.1.1表沖7.1縄県沖や縄国のなどによる気候風土に取適りした組み住宅づくりに関する取り組み??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????沖縄の住宅省エネルギー基準は、当初は本州の住宅の基準がほぼそのまま踏襲されていましたが、これまでの取り組みや知見を生かし、2013(平成25)年や2019(令和元)年の改定により、より沖縄の気候と住宅特性に相応した基準に変化しつつあります。??????025