タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

ページ
40/76

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) の40ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第1章2.4.袖壁※袖壁による自然風取り込み効果は、現行の省エネルギー基準では評価されていません。外壁に並行に流れる風を室内に取り込む方法です。外壁に袖壁を設けることで風を捕まえ室内へと導くことが出来ます。風の性質を利用して袖壁にぶつかった風が室内へと導かれた室内環境を計画することが出来ます。取り込みたい風の流れを想定して袖壁と開口の大きさを検討することが重要です。図3.2.7は袖壁により室内に風を取り込むことを想定した計算例です。袖壁の取付け場所によって違いが出ています。左側は通風量が少なく、右側は通風量を多く確保できる結果となりました。図3.2.7袖壁による自然風取り込み効果提供:Sng DESIGN Inc2.5.屋根通気ブロック※屋根通気ブロックの効果は、現行の省エネルギー基準では評価されていません。屋根通気ブロックの敷設は、日射が直接屋根コンクリートスラブへ当たるのを遮ります。屋根面上部に通気層が確保されるので、日射熱侵入対策のほか、屋根スラブの保護にもなり耐久性向上にも効果があります。既存住宅にも比較的簡単に適用できますが、その場合は既存屋根の許容積載荷重に注意する必要があります。図3.2.8屋根通気ブロック040