タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

ページ
47/76

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) の47ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第3章省エネルギーのための住宅設計の方法(2)地窓と高窓の利用※温度差換気は、現行の省エネルギー基準では評価されていません。平面計画で、開口部が設けにくい場合でも、地窓や高窓(建物の上端に近い壁の高所に設置する頂側窓や、屋根面に設置する天窓など)を利用して通風を確保することができます。風下側に高窓を設置すると、暖まった空気が上部から抜け風通しがよくなり、夜間の防犯への配慮の観点からも有効といえます。屋根面に天窓を設置する場合、室内に日射を取り込んでしまうことがありますので、方位や角度、日射遮蔽についても考慮が必要です。第3章図3.4.4自然風の利用(断面)図3.4.5は温度差による換気量を想定した計算例です。腰窓か高窓かで違いが出ています。温度差による換気は温度差と高低差が影響するので、高窓を設けた方が圧倒的に排熱しやすい結果となりました。(a)図3.4.5風のながれと開口提供:Sng DESIGN Inc(b)047