タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.2.木造の小屋組とRC壁近年、RC造の壁に、木造の小屋組を組み合わせた住宅が増えています。小屋組部分は「木造の断熱工法」を参照してください。特に、RC部分と木部分との接合部は注意が必要です。●注意点・断熱材の接合箇所で隙間が生じないようにすること。・外壁と天井の接合点に隙間を生じさせないようにすること。・天井に段差がある場合の接合点などに途切れることがないようにしましょう。図5.2.3RC壁と小屋組断面二重野地板昨今の沖縄の赤瓦葺き屋根は、竹野地に練りこんだ土を乗せた上に赤瓦を葺くという古くからの方法をやめ、野地板に防水のためのゴム系アスファルトルーフィングを敷き込み、瓦滑り防止桟を設置した上に瓦を乗せています。20年近くもたつと日射熱のため、アスファルトルーフィングが劣化し屋根の葺き替えを余儀なくされます。宮古島エコハウス(郊外型)ではこの改善のため、野地板を二重にして間に通気層を設け、棟のイチミー(沖縄の伝統的な棟換気口)に繋げて廃熱を促しています。図5.2.4RC壁と小屋組断面(宮古島エコハウス郊外型)064