タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

あとがきあとがき住宅の省エネルギー化は、地域の気候を適切に理解し、住宅づくりの歴史の中でつちかわれた知恵の上に立って日々、発展する各種の技術を適用していくことによって実現します。省エネルギー基準を理解し、基準に沿った設計をおこなうことはもとより、建築が地域の環境を形成するものであることを理解し、住み手の暮らし方による省エネルギーの実現までを視野に入れることによって持続的なエネルギー削減は可能になります。建築における総体的なエネルギー削減のためには、設備等によるエネルギーの使用量を減らすこととともに、新築の際のエネルギー消費の削減のための建築の長寿命化、近年相次いでいる災害に強い住宅の実現がともに図られなければなりません。海洋性亜熱帯気候のもとの蒸暑地域である沖縄においては、気候風土に適応した住まいのあり方の知恵を現代の技術を用いて継承し発展させることが取り組まれてきました。さらに、台風や塩害などの厳しい条件の中、長寿命で災害に強い省エネルギー住宅のあり方を確立し、持続可能な社会における住宅づくりを発展させることがのぞまれています。071