タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1-3地域)版

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1-3地域)版 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第3章省エネルギー化のための住宅設計(2)断熱材の特徴1)繊維系断熱材a:グラスウール・ガラスを細い繊維にして綿状に加工した断熱材です。・フェルト状断熱材、ボード状断熱材、ばら状断熱材があります。・床・壁・天井と住宅のほとんどの部位に使用可能です。・厚さや密度が高くなるほど断熱性能にすぐれ、軽くて使いやすいのが特徴です。・無機質なので不燃材で、発泡ガスも使用していません。・吸音性能もあります。b:ロックウール・耐熱性に優れた鉱物を高温で溶かして、細い繊維状にした断熱材です。・フェルト状断熱材、ボード状断熱材、ばら状断熱材があります。・床・壁・天井と住宅のほとんどの部位に使用可能です。・撥水性、耐熱性、吸音性があります。第3章c:セルローズファイバー・天然の木質繊維(古紙)を利用したばら状の断熱材です。・繊維間にある空気によって断熱性を、繊維自体によって吸音性を発揮します。・木質繊維なので、素材そのものに湿気を吸収したり放出したりする機能があります。d:インシュレーションファイバー・木材の端材や廃材及び間伐材、林地残材を繊維化しマット状またはボード状に整形した断熱材です。・絡み合う木質繊維の間に空気を含んでおり、その空気により吸音性、断熱性を発揮します。・木質繊維の周りの空気の湿気を吸収、放出して湿度を調整する機能があります。・床・壁・天井・屋根等の断熱材として使うことができます。写真3.1.1繊維系断熱材039