タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1-3地域)版

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1-3地域)版 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第3章省エネルギー化のための住宅設計3.開口部の断熱設計の方法3.1.開口部に関する基礎知識(1)窓の構成窓は、「枠」と「ガラス」から構成され、表3.3.1に示す仕様が一般的です。表3.3.1窓の構成金属製金属製熱遮断構造枠木又はプラスチックと金属の複合材料製プラスチック製木製窓単板ガラス複層ガラスLow-E複層ガラス[日射取得型]ガス入りも有りガラス〃[日射遮蔽型]ガス入りも有りLow-E三層複層ガラス※[日射取得型]ガス入りも有り〃[日射遮蔽型]ガス入りも有り※2枚以上のガラス表面にLow-E膜を使用したものもあります。金属製:アルミサッシ金属製熱遮断構造:金属製建具で、枠または框等の中間部にプラスチック等の断熱性のある材料を挟みこんだ構造木又はプラスチックと金属の複合材料製:屋外側に金属、屋内側に木またはプラスチックを使用した構造第3章(2)枠の材種枠はその素材と構造によって断熱性能が異なります。枠に使用される素材は、金属や木材、プラスチック等ですが、その熱伝導率には大きな差があります。金属製の枠は、熱を通しやすいため、木やプラスチックとの複合構造とし、より断熱性能を高める仕様にしているものもあります。(3)ガラスの種類ガラスには、次のような種類があります。1単板ガラス表3.3.2枠の材種材種熱伝導率λ[W/(m・K)]アルミニウム210PVC(塩化ビニル)0.17天然木材0.12出典:建研「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」最も一般的な透明な平板ガラスで日射の約9割が透過します。図3.3.1単板ガラス2複層ガラス2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入することで断熱性能を高めています。日射の約7~8割が透過します。図3.3.2複層ガラス059