タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月)

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住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月) の128ページ目の概要です。

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.3.内側及び外側から改修する方法・内装材側から改修する場合の例を示します。なお、内装材側から改修するということは、施主の方はその期間、別の住居を確保する必要があること、設備機器を移動もしくは変更することを伴うため、予想以上に費用のかかることがあるので、事前に充分計画をしてから実施する必要があります。・外皮平均熱貫流率0.46 W/( m2 ・K)以下、相当隙間面積2.0c m2 / m2以下、耐震改修を併用(既存住宅が新耐震基準(S55年)に適合していない場合)する場合の例を紹介します。(1)土台まわり・断熱気密施工のために、壁・床の内装材、断熱材を全て剥がした上、各部位の断熱材及び防湿フィルムを施工します。・外壁の断熱性能は充填断熱のみでは足りないため、既存外装材の上から付加断熱を施工します。床の断熱材は、繊維系断熱材を選んだ場合は大引き間と根太間の両方に施工することになります。断熱材が垂れ下がらないようにしっかりした受け材を取り付けてから施工します。・根太をそのままにする場合は、壁内と床下間の気流止めを防湿フィルムで行うことが難しいため、横桟を入れるなどの措置を行います。根太を取り替える場合は、先張り防湿フィルムを施工し大引き部分は防湿フィルムに切れ目を入れて、気密テープで処理します。・壁の防湿フィルムと先張り防湿フィルム、床の防湿フィルムは下地のあるところで100mm以上重ねて内装材などで押さえつけます。・より高い気密性能とする場合は、防湿フィルムの継ぎ目を気密テープで処理します。・基礎断熱工法の場合は、床下防湿処理が必要になります。図8.2.9外壁と1階床の取合い部128