タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

各部位の断熱工法・仕様を図2.1.4に、部位・工法別使用断熱材の種類を図2.1.5から図2.1.8に示します。普及している工法や断熱材の種類は多様であることがわかります。■天井・屋根天井断熱79.9%屋根断熱20.1%■壁充填+付加断熱41.3%充填断熱48.6%外張断熱10.1%■換気ダクト式(第1種)2.4%ダクト式(第1種・熱交換)20.9%ダクト式(第3種)47.4%壁付式(同時給排気型)1.6%壁付式(同時給排気型・熱交換)1.4%壁付式(排気型)20.6%その他5.7%■窓(樹脂または木製)普通ペアガラス1.4%Low-E複層ガラス4.0%Low-E複層ガラス(ガス封入)85.5%Low-E三層複層ガラス(ガス封入)8.5%その他0.6%■床・基礎床断熱55.0%基礎断熱45.0%図2.1.4北海道の住宅の断熱仕様出典:2012年の新築戸建て住宅を対象にした全道住宅事業者へのアンケート調査結果より(道総研建築研究本部で実施)窓仕様は、2012年の調査時点で二層のLow-E複層ガラス(ガス封入)が86%を占めていましたが(図2.1.4)、その後Low-E三層複層ガラス(ガス封入)の割合が高くなっています。外壁の断熱工法は「充填+付加断熱」が41%、「充填断熱」のみが49%です。充填断熱部分には繊維系断熱材を使用し(図2.1.5(a))、付加断熱部分は発泡プラスチック系断熱材を張り付ける(図2.1.5(b))ことが多いです。「充填断熱」のみで省エネ基準の外皮性能基準を達成するには、木造軸組構法で105mm柱間に充填する繊維系断熱材の厚さでは一般に不十分で、付加断熱することが必要です。また、枠組壁工法では、ツーバイシックス材(140mm厚)間に充填する繊維系断熱材程度の厚さが必要となります。現場発泡断熱材12.5%その他1.0%吹込み断熱材9.3%吹込み断熱材1.8%繊維系断熱材7.2%発泡プラスチック断熱材5.2%繊維系断熱材72.0%発泡プラスチック断熱材90.8%(a)充填断熱部分(b)付加断熱部分図2.1.5外壁の断熱材の種類出典:図2.1.5~図2.1.11:2018年の新築戸建て住宅を対象にした全道住宅事業者へのアンケート調査結果より(道総研建築研究本部で2018年度に実施)016北海道は壁の断熱工法が多様です。