タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月)

ページ
56/140

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月) の56ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.5.防風層防風層を設置することで、以下の性能が確保できます。基本性能目的と方法断熱性能通気層からの外気の侵入を防ぐために、防風層を設ける防露性能内部結露を生じさせないために、適切な断面構成にする(1)防風材通気層から、外部の冷気が壁体内に入ると温度の低下を招き、内部結露の原因にもなるため、防風層を通気層と断熱層の間に設け、外気が壁体内に侵入しないようにします。防風層は、外気が断熱材の内部に侵入するのを防ぐためのものです。防風材は、断熱材内部の湿気を通気層に放散させるために透湿性を有することが必要です。防風層の材料としては、表3.2.5のものがあります。表3.2.5防風層の材料透湿防水シート(JIS A 6111:2016)合板、シージングボード、火山性ガラス質複層板、MDF、構造用パネル(OSB)等の面材付加断熱材として使用される発泡プラスチック系断熱材ボード状繊維系断熱材付属防湿層付き断熱材の外側表皮繊維系断熱材を用いる場合は、必須です。防風層の役割は、・防風性→空気を通さない・透湿性→水蒸気を通す機能は、衣類などに用いられる防水透湿性素材(ゴアテックス、ドライテック等)に似ています。写真3.2.5透湿防水シートの施工例056