タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月)

ページ
58/140

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月) の58ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

2.7.気流止め気流止めを設置することで、以下の性能が確保できます。基本性能目的と方法断熱性能断熱層内に気流を生じさせないために、気流止めを設ける(1)気流止めの施工箇所壁に床下の冷気が入り込むことを防ぐために、壁の上下の取合い部に気流止めを施工します。間仕切壁は、床下から小屋裏まで煙突状態になり、空気が抜けることがあります。また、外壁と床の取合い部では、図3.2.17(b)のように防湿層・気密層を連続して施工しても、気流が生じる場合がありますので、注意が必要です。なお、基礎断熱、屋根断熱として床下及び小屋裏空間が熱的境界内である場合は、気流止めは必要ありません。外壁上下の取合い部と、間仕切壁上下の取合い部では、状況が異なります。外壁の上下では、防湿・気密層を連続して施工しても気流が発生する場合があります。間仕切壁上下においては、防湿・気密層を連続施工することで、気流止めの役割を果たします。(a)(b)図3.2.17気流止めを施工しない場合に起こる壁内気流の例058