タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月)

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

(4)遮音性能開口部の遮音性能は、建具閉鎖時を想定しJIS A 4706:2015、JIS A 4702:2015においてT-1~4の4段階に規定されています。防音性に配慮した住宅では通常T-1(25dB低減)、T-2(30dB低減)、T-3(35dB低減)の遮音性能を持った開口部製品が使用されます。なお、開口部の開放時の遮音性能は、JIS規格上、評価の対象外となっていますが、実測調査の結果によれば、内倒し、横すべり出し形式の開口部については、障子部分で音を反射する効果が見込めるため、数dBの遮音効果があります。(5)水密性能開口部の水密性能はJIS A 4706:2015、JIS A 4702:2015の規定によりW-1~5の5段階で規定されます。北海道の住宅で使用する開口部は気密性が高いことから、水密性能に関しても高いレベルにあると考えて良いでしょう。(6)防犯性能屋内侵入者が5分以上の侵入時間を要するための性能試験に適合した開口部製品は「CPマーク」で識別することができます。特に防犯性に留意する必要がある住宅には、これらの規定を満足する開口部を使用することが望まれます。068