タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月)

ページ
83/140

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道(1~3地域)版版 第2版(令和3年3月) の83ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第5章各部位の施工(2)屋根断熱充填断熱は、図5.1.12に示す垂木構造による方法が一般的です。断熱材の施工、防湿材・気密材の施工などは外壁の場合と同様です。また、断熱仕様に関しては、1, 2地域では屋根垂木間等に断熱材を充填するだけでは所定の断熱厚さを確保できない場合があるため、付加断熱の併用を検討する必要があります。断熱材の外側には、通気層を設けます(図5.1.13)。通気層の厚さは30mm以上とし、次項の(3)に示すように小屋裏換気を確保します。繊維系断熱材を使用する場合には、断熱材と通気層の間に防風材を設けます。防風材に透湿防水シートを用いる場合は、通気層がふさがれないようにボード状の材料を使用することが望まれます。屋根通気層(30mm厚以上)野地板等断熱材屋根断熱にダウンライトを施工する場合は埋め込むと断熱厚さが確保できないため、シーリングライト(直付式照明器具)を使用するのが原則です。屋根断熱の通気層は防暑対策にも効果があります。第5章図5.1.12垂木構造の屋根の例通気層(30mm厚以上)野地板等通気層(30mm厚以上)ボード状断熱材等防湿フィルム防湿フィルム(a)垂木の上に通気層を設けた例図5.1.13屋根断熱の通気層の設け方(b)垂木間に通気層を設けた例083