タイトル：住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 北海道（1～3地域）版版 第2版（令和3年3月）

概要

電子ブック：住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄（8地域）版 第2版（令和3年3月） 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第５章各部位の施工１．４．間仕切壁床断熱工法の場合、外壁部分と同様に間仕切壁でも気流止めの措置が必要です。枠組壁工法は間仕切壁より床合板の施工が先行するため床下からの気流は生じません。木造軸組構法の場合もこれと同様に床を先行したり、先張り防湿フィルムを施工したりすることで、気流止めができます。また、床を基礎断熱工法としたり、大引き間で断熱することによって防湿フィルムを連続させたり、桁上で断熱するなどして、間仕切壁内の気流を防止する方法もあります。図5.1.15に壁内気流の防止方法を示します。写真5.1.6間仕切壁部分の床を先行して施工した例桁防湿・断熱上の欠損天井防湿フィルムの先行間仕切壁受け材(d)桁上断熱の場合第５章壁内気流の存在床防湿フィルムの先行間仕切受け材(a)在来木造工法等の問題点(b)枠組壁工法の場合(c)間仕切壁改良工法の場合(e)基礎断熱の場合図5.1.15間仕切壁上下端部の断熱・防湿処理の考え方085