タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4-7地域)版

ページ
114/160

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4-7地域)版 の114ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4-7地域)版 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

5.2.壁と天井の取合い部(1)間仕切壁と天井の取合い部1間仕切壁の上部(最上階)と天井の取合い部は、間柱があるため天井の断熱材が不連続になりがちです。天井の断熱材を施工する前に、野縁を組むラインに気流止めとして乾燥木材を留め付け、気流止めの上部の断熱材を施工します。間仕切壁に気流止めがないと、床下の冷気が侵入したり、室内の暖気が壁体内を通って逃げて行く場合があります。そのため床下(最下階)と同様、上部(最上階)にも気流止めを施工します。野縁位置気流止めは野縁を組む前に施工します。断熱材乾燥木材図5.5.7間仕切り壁と天井の取合い部の気流止め乾燥木材間仕切壁があると天井の断熱材が途切れてしまうので、気流止めの上部にも断熱材を施工します。2その後、天井の断熱材を隙間なく敷き込みます。図5.5.8間仕切り壁と天井の取合い部注意事項4地域以南では、乾燥木材の代わりに、繊維系断熱材を使用することも可能です。ただし、筋かいのある壁には使用できません。壁の石こうボードを梁まで張りあげて納めることもできます。図5.5.9繊維系断熱材による気流止め114