タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

ページ
42/162

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月) の42ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

(3)連続した断熱層熱的境界を断熱材ですっぽり覆い、断熱層が隙間なく連続していることが大切です。断熱層の連続性が損なわれた箇所は断熱欠損となり、熱損失が増大するだけでなく、室内側表面温度が低下し不快な環境となり、表面結露発生の危険性にもつながります。熱的境界を常に意識しましょう。図は、2階を天井断熱、下屋を屋根断熱とした場合です。他のケースもあります。外壁土台や胴差等、躯体の木材を介して断熱材が連続している場合は、断熱層が連続しているとみなします。図3.3.8断熱層の連続(4)取合い部に注意断熱部位の取合い部も重要です。木造軸組構法は、柱や梁の施工後に床面や天井面が施工されるため、壁(外壁、間仕切り壁)と床、壁と天井の取合い部など隙間が生じやすい構造となっています。また、下屋や胴差廻りも断熱欠損となりやすいので、注意が必要です。外壁と屋根外壁と天井断熱層の連続性を確保するために、取合い部には特に注意が必要です。外壁と基礎外壁と床図は、下屋を天井断熱とした場合ですが、屋根断熱の場合など断熱層の位置に応じて注意が必要です。図3.3.9注意する取合い部042