タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第3章省エネルギー化のための住宅設計(3)ガラスの種類ガラスには、次のような種類があります。1単板ガラス最も一般的な透明な平板ガラスで日射の約9割が透過します。2複層ガラス2枚の板ガラスの間に乾燥空気等を封入することで断熱性能を高めています。日射の約7~8割が透過します。低放射膜(銀や酸化スズ等をガラス表面に成膜して放射熱伝達を抑制した薄膜)を使用した複層ガラスを、Low-E複層ガラスといい、日射取得型と日射遮蔽型があります。3 Low-E複層ガラス[日射取得型]Low-E複層ガラス[日射取得型]とは、低放射膜を、主に複層ガラスの室内側のガラス(空気層面)に使用し、ガラスの日射熱取得率が0.5以上のものをいいます。波長の短い日射は室内に透過させ、波長の長い室内からの放射熱を反射するので暖房効果を高める特徴を持っています。図3.4.1単板ガラス図3.4.2複層ガラス第3章Low-E複層ガラス[日射取得型]の特徴図3.4.3 Low-E複層ガラス[日射取得型]4 Low-E複層ガラス[日射遮蔽型]Low-E複層ガラス[日射遮蔽型]とは、低放射膜を、主に複層ガラスの室外側のガラス(空気層面)に使用し、ガラスの日射熱取得率が0.49以下のものをいいます。断熱性を高めるとともに、夏期の日射侵入も軽減します(冬期の日射熱取得は軽減されてしまいます)。Low-E複層ガラス[日射遮蔽型]の特徴図3.4.4 Low-E複層ガラス[日射遮蔽型]053