タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第3章省エネルギー化のための住宅設計4.2.窓の熱貫流率窓は複層ガラスを用いることによって高い断熱性を有することが出来ます。複層ガラスを保持する窓の構造は大きく分けて金属製建具、樹脂と金属の複合材料製建具、樹脂製建具の3つの構造に分類されます。材料の熱伝導率が低いほど断熱性が高く、図3.4.6に示すように、断熱性が高い順では樹脂製建具、樹脂と金属の複合材料製建具、金属製建具の順となります。断熱性が高い製品としては、アルミ樹脂複合サッシ(樹脂と金属の複合材料製建具)と樹脂サッシ(樹脂製建具)等があります。第3章a.樹脂製建具b.樹脂と金属の複合材料製建具c.金属製建具図3.4.6建具枠の断熱性能また、窓の断熱性能は、熱貫流率Uの値で表わされ、この値が小さいほど熱を伝えにくく断熱性能が高い開口部となります。窓の(建具とガラスの組み合わせによる)熱貫流率を表3.4.3に示していますが、これらの他、サッシメーカーで製品ごとに熱貫流率を示しているものもあります。055