タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

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住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月) の59ページ目の概要です。

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概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第3章省エネルギー化のための住宅設計5.設備計画5.1.設備計画における検討項目設備計画は、以下の検討項目1から検討項目4に従って検討します。「検討項目1:与条件の確認」は、その後の検討に大きく影響を及ぼしますので特に重要です。(1)検討項目1:与条件の確認1)居住者のライフスタイル、要望など注文住宅の場合は、要望に応じた計画が可能ですので、居住者像を把握して、設備計画のための与条件とします。与条件の設定は、設計時の要望だけでなく、居住者の加齢や家族構成の変化に対応した機器更新があることを前提に考えましょう。第3章建売住宅のように特定の居住者が想定できない場合などにおいても、適切な設備の活用のためには、設備計画の趣旨(何に照準を合わせたものであるか)ということを明確にしたうえで、居住者に伝えることが望まれます。設備設計に影響を及ぼすライフスタイル、居住者の要望1家族構成(年齢、性別、職業、健康状態など)2増改築の予定3生活スタイル(趣味、外出の頻度、入浴の頻度、来客の多寡など)4設備機器に対する居住者の考え方(安全性、利便性、維持管理、デザイン、設置方法など)5快適性に対する考え方(気流、静穏性など)6経済性、省エネルギー性に対する居住者の考え方省エネルギー基準の一次エネルギー消費量の計算では、給湯、照明、換気、家電等の一次エネルギー消費量は、床面積に応じて計算されます。なお、計算上想定する居住人数は床面積によります。059