タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

ページ
78/162

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月) の78ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

1.基礎の断熱1.1.基礎(1)床断熱と基礎断熱1階床より下の部分を断熱する方法に、床断熱と基礎断熱の2つの方法があります。床断熱は1階の床面を断熱する方法で、基礎断熱は基礎の周囲を断熱する方法です。下図のように、床断熱と基礎断熱では断熱される空間が異なります。1)床断熱床下が外部空間となりますので、床下換気口や、基礎天端と土台の間に基礎パッキン材を設置して、床下の換気をします。外壁や間仕切り壁と床との取合い部には、気流止めが必要です。気流止めについては、「2.2.床と壁の取合い部」で、解説します。????????????基礎パッキン材:基礎天端に設置するパッキン材で、基礎と土台の間に隙間を作り床下の換気をします。図5.1.1床断熱2)基礎断熱床下が熱的には室内空間となりますので、床下換気口を設けず、基礎天端と土台の間には気密パッキン材を設置して、気密性を確保します。外壁や間仕切り壁と床との取合い部の気流止めは、必要ありません。気密パッキン材:基礎天端と土台の間に挟み込み、基礎と土台の隙間をなくし気密性を高めるパッキン材です。板状のものとシート状のものがあります。???????図5.1.2基礎断熱床断熱と基礎断熱は、充填断熱工法と外張断熱工法のいずれにも用いられます。078