タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

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電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第5章木造軸組構法の施工1.4.バスユニット(一般部が床断熱の場合)(1)バスユニットまわりの断熱一般部を床断熱とする場合、図5.1.13のようにバスユニットの床下は外気に近い温度性状となり、床下からの冷気がバスユニットまわりの壁体内や室内に流入します。バスユニット基礎パッキン材床下(外部同空等間)床下(外部同空等間)図5.1.13バスユニットの床下その防止のために、以下のいずれかの措置をします。1)バスユニットまわりを基礎断熱とする方法バスユニットの下部を基礎断熱します。断熱厚は、「外気に接する外周部」と「その他の外周部」の各々に応じた厚さとします。バスユニットの周囲の基礎と土台の間に気密パッキン材を施工します。バスユニットの下部は、室内と同じ扱いになりますので換気口は設けません。気密気パッキン密パッキン材気密パッキン材バスユニット断熱材バスユニットの場合、床で断熱することが難しいため、バスユニットまわりを基礎断熱とする方法が一般的です。なお、入浴・洗濯等によって水蒸気発生量が多い場合には、使用時または使用後に浴室・洗面脱衣室の換気を十分に行うことが必要です。第5章外気に接する外周部その他の外周部床下(内部空間)床下(外部同空等間)図5.1.14バスユニットまわりの基礎断熱気密補助材が付属されているバスユニットもありますが、気密層が途切れることが無いよう、気流止めの施工には、細心の注意が必要です。2)下部が断熱されているバスユニットを使う方法下部が断熱されているバスユニットを使う場合、床下は外部空間として扱ってもかまいません。バスユニットと外壁や床との取合いに気流止めを施工し、床下からの冷気がバスユニットまわりの壁体内や室内に流入しないようにします。せっこうボード気流止め断熱バスユニット(浴室下部が断熱されている)せっこうボード気流止め基礎パッキン材気流止めのテープを貼るために、外壁にはせっこうボード等が必要です。防湿フィルムの押さえはせっこうボード等または乾燥木材ですが、この場合は、せっこうボード等が必須となります。床下(外部同等)床下(外部同等)図5.1.15下部が断熱されたバスユニット085