タイトル:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月)

ページ
9/162

住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 全国(4~7地域)版 第2版(令和3年3月) の9ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

電子ブック:住宅省エネルギー技術講習テキスト 設計・施工編 沖縄(8地域)版 第2版(令和3年3月) 〈改正〉平成28年省エネルギー基準対応

第1章全国の気候特性(2)外気相対湿度図1.2.5、表1.2.2は、外気相対湿度の最も高い月(最高月)と最も低い月(最低月)の平均値、及び年平均値を示したものです。第1章高温多湿な日本では、外気の相対湿度は、主に夏期・中間期の蒸し暑さ、冷房・通風設計に深く関係する気象指標です。夏になるとよく耳にする「不快指数」は温度と相対湿度から求められます(日本では下記の式で算出するのが一般的)。乾球温度(気温)をTd(℃)、相対湿度をH(%)とすると、不快指数=0.81Td+0.01H(0.99Td-14.3)+46.3外出時の暑さ・蒸し暑さは温湿度のほかに日射や風速の影響もあり、不快指数と体感は一致しないことが多いですが、例えば窓を開けた住宅の中では不快指数は体感と比較的よく一致します。例えば、室温(気温)が27℃を超え、相対湿度が70%を超えると、不快指数は75以上となり多くのひとが暑い・汗が出ると申告するようになるなど、室内環境設計やエアコン等の使い方に関するアドバイスの参考にもなります。ここで示した都市では、前述した夏期の外気温と同様、大きな差はありませんが、相対湿度は降雨量、田畑や河川・湖沼・沿岸部など立地場所の気象・周辺環境に大きく影響を受けるため、建設場所の状況などを踏まえ、通風等の設計をしていくことが大切です。相対湿度(年平均、1月、8月)100相対湿度[%]90807060504078695983 8274 746256878570 71595579736374675482 8175646050897971 7059517754667959698662718158708984777266 673020100札幌盛岡長野仙台宇都宮新潟金沢鳥取名古屋岡山東京大阪高松高知福岡鹿児島那覇最低月最高月年平均図1.2.5各地の相対湿度(最低月、最高月、年平均)(2019年データ気象庁)表1.2.2各地の月別相対湿度(2019年データ気象庁)地域2345678地方北海道北東北甲信南東北北関東北陸北陸山陰東海山陽南関東関西北四国南四国北部九州南九州沖縄地点名札幌盛岡長野仙台宇都宮新潟金沢鳥取名古屋岡山東京大阪高松高知福岡鹿児島那覇2019年1月70728264557571755468516263626566672019年2月65707560597269735170596368656572792019年3月65676959606962725368606166636366702019年4月59686362626761695463635863656769782019年5月61625664626354605059655459675868742019年6月73767582817771767070816970797479892019年7月76817885877774818179897779868184842019年8月78807682827971767376807276817677832019年9月70797576787470786973796972767675822019年10月70837977817773827474807173717372752019年11月66737665727265766472696370696869702019年12月7178816973746680697666677370687273最低月最高月009