タイトル:建築物省エネ法 木造戸建住宅の仕様基準ガイドブック 省エネ基準編 2022・1~3地域版

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建築物省エネ法 木造戸建住宅の仕様基準ガイドブック 省エネ基準編 2022・1~3地域版 の26ページ目の概要です。

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概要

本ガイドブックは、木造戸建住宅を対象として、省エネ基準への適否を計算によらず確認できる「仕様基準」について、チェックリストを用いて簡単に確認する方法を説明するものです。2025年 省エネ基準適合義務化対応版

1施工上の注意点省エネ住宅をつくるためには、断熱材や開口部、設備機器の仕様を省エネ基準に適合させることも大切ですが、同時に、どのように施工するかということも大切です。主な施工上の注意点は、以下のとおりです。?断熱層の連続断熱構造とする屋根・天井・壁・開口部・床・基礎の部分をすっぽりと途切れなく断熱することが大切です。取合い部の断熱材が連続していなかったり、断熱材に隙間や不均一なところがあると、そこから熱が逃げ、結露が発生する危険性もあります。?気流止めの設置木造軸組構法は、壁(外壁、間仕切り壁)と床、壁と天井の取合い部などに隙間が生じやすい構造となっています。床下の冷気が壁に入り込むことを防ぐために、壁の上下の気流止めを施工することが大切です。?断熱層?防湿層?気流止めが必要?防湿層の設置床の防湿層は省略することができます内部結露を防ぐためには、断熱材の中に水蒸気を侵入させないことが大切です。そのためには、繊維系断熱材など透湿性の高い(水蒸気を通しやすい)材料を使用する場合は、断熱材の室内側に防湿フィルム等を用いて防湿層を設ける必要があります。防湿層も断熱層と同様に連続させることが大切です。さらに、断熱層の外側に通気層を設ける場合は、外気が壁体内に侵入しないように、断熱層と通気層の間に防風材を施工することが望ましいです。気流止め防湿フィルムその他の施工における注意など、詳しくは、施工動画『木造住宅の標準的な断熱施工法2021 1~3地域版』をご確認ください。改正省エネ法オンライン講座施工動画https://shoenehou-online.jp/setumeisyuhou/s04/26建築物省エネ法木造戸建住宅の仕様基準ガイドブック2022省エネ基準編1~3地域版