ホーム > 住宅省エネルギー化取組みの必要性
世界の年平均気温は100年あたり0.68℃の割合で上昇。日本は1.15℃の割合で上昇し、特に異常高温日が増え、熱帯夜や猛暑日が増加。その分冷房使用が増し、温暖化をさらに進めています。そのため、住宅での低炭素化、つまり省エネルギー化が課題となっています。
大震災を機に電力供給が低下し、使えるエネルギーが制約されています。このことからも住宅での省エネルギー化が必要となっています。
住宅・建築分野はわが国のエネルギー消費の約3割も占めています。加えて、世帯数・床面積の増加やライフスタイルの変化で、エネルギー消費は増えています。
冬の快適さと健康のために
住宅の省エネルギー化に欠かせない技術が断熱ですが、断熱化には暖房室内の温度差および暖房室とトイレ・浴室などの非暖房室との温度差を少なくできるメリットも。これが低い温度でも快適で温度むらがない住空間を実現し、部屋間の急激な温度変化によるヒートショックの予防にもなります。
熱中症対策
室内での熱中症が増加。一方、省エネのためエアコンの温度を下げすぎないようにとの声も。これに対して、断熱化と適切な通風、日射遮蔽は室温を低下させます。
インフラが途絶えたとき
災害や事故等で冬期にエネルギーインフラが途絶えると、暖房設備が使えません。断熱化してあれば、温度降下をある程度防げます。
収入低下に対して
年金は減少傾向にあり、光熱費が高齢者の生活を圧迫していますが、断熱化してあれば、光熱費を少なくすることができます。